ネイルスクールの卒業後、どんなところに就職しているのか気になりますよね。この記事ではネイルスクールを卒業した後の主な進路と、より良い就職のためのスクール選びについてご紹介していきます。
ネイリストと一言で言っても、どんなところでどんな働き方がしたいのか、目的によって実は様々な働き方があります。そこで人気の主な進路をご紹介します。
まずは何といっても卒業後のメインの就職先となるのはネイルサロンへの就職です。
ネイルサロンと言っても、サロンによってネイルケアが中心のサロンであったり、ネイルアートに力を入れていたり、デザインの系統なども様々ですので、自分がやりたい、学びたい、目指したいものに近いサロンを選びましょう。
また、ネイルスクールが運営している併設のサロンに就職する方も多くいらっしゃいます。
雇用形態も正社員の他にアルバイトやパートもあり、あえて最初は非正社員として働きながら練習し技術や接客を学んで磨き、その後正社員として就職したり開業を目指すといった人もいます。
ネイスクールでプロフェッショナルなコースを学び修了した人や、元々ネイリストとしての経験があり、開業に向けて必要な知識や技術を磨くスキルアップを理由にスクールに通い勉強されている生徒さんなどは、卒業後に独立し開業してオーナーとなる道があります。
ネイリストとして働きながら同時に経営もする必要もありますが、苦労や不安と同時にやりがいも大きいでしょう。
その他に副業として休日や夜間だけ自宅でサロンを開く、といった人も少なくありません。
独立開業して店舗を持つ資金がなかったり、自宅サロンが開けるスペースがない、開業まもないのでお客様がなかなかおらず暇な時間が多いといった方は、フリーランスのネイリストとして活動するといった方法もあります。
ブライダルや派遣ネイリストとして契約し仕事の委託を受けて、その時々で会場や施設、個人のお宅に出張、訪問する形になります。
超高齢化社会が進む2021年現在では介護施設で活動する福祉ネイリストの需要も増え、自分のネイルで高齢者の方が元気になったり気持ちが若返ったりするお手伝いが出来るというとてもやりがいのある仕事もあります。
仕事内容やお客様、収入もその時々で大きく違うことがあるため、受け身ではなくどんどん自分から動いて仕事を取ってくる!という方におすすめの働き方です。
今は集客に無料のブログやSNSを利用している方も多いので、必要に応じてそのようなことを学ぶのもおすすめです。
ネイルを製造、販売しているメーカーに就職する、といった進路もあります。
メーカー専属のネイリストになった場合、そのメーカーの商品を売るための”営業”としての側面も持ちます。
新商品が発売される際、イベントでのデモンストレーションやスタッフに対して商品の説明、使い方や施術に関する技術指導も行い商品の売上に貢献する必要があります。
高いスキルを求められる仕事ですが、ネイル業界で常に最新の商品に携われ、自分の働きによって人気のヒット商品を生み出すチャンスもある仕事です。
ネイリストとしての就職以外にも、ネイルスクールや個人でネイルを教える講師として働くという選択肢もあります。
講師として就活を行ってネイルスクールに就職したり、自分でネイル講座を開いたりと規模や指導内容は様々ですが、中には卒業したスクールのアシスタント講師として雇用されその後講師となるケースもあります。
ただし、やはり講師を目指している場合でも実際にネイルサロンでの実務経験を積むことをおすすめします。
経験をしていることで、いざ講師となった時に生徒からの相談に対するアドバイスにも活かされ、より適格な指導をすることが出来るでしょう。
せっかくスクールに通うからには自分の希望する進路に進みたいですよね。その為にはスクール選びがとても重要なんです。
ネイリストになるには資格は要りませんが、プロのネイリストとして就職する際にはやはり資格を持っていることが有利に働きます。
というのも、資格は『知識と技術の高さ』を客観的に証明できるもとなるからです。
特にJNA(NPO法人日本ネイリスト協会)の資格はネイル業界からも信頼されているため、ネイルサロンへの就職を希望している方は是非取得しておきたい資格です。
その為にはJNAが正しい教育を受けられるスクールとして認定した”JNA認定校”に通うことが絶対におすすめ。
JNA認定校はよりスムーズな試験合格のための対策がされており、校内でジェルネイル検定が開催されたり割引料金でセミナーの受講やコンペ、ワークショップの参加が出来たり、講師を目指している方なら認定講師となる為に必須の卒業証明書を得ることが可能等メリットがたくさんあるのです。
スクールに入学する前に必ず学校の資料請求を行い、卒業生の進路についての情報を確認しましょう。
ネイリストとしての就職率や実際の就職先の情報は、その学校で受けられるカリキュラムの質や就職サポートがどうなのかを知ることにも繋がります。
スクールのホームページなどネットの情報だけではそこまで記載されていないことが多いので、学校の資料や入学説明会などで必ず確認しておきたいポイントです。
そのような情報を提供していないスクールは避けた方が無難でしょう。